9時15分、あうん堂まで迎えに来てくださったカフェくわじまさんの車に乗り込み、金沢市民芸術村に移動。友禅絵師のおゆきさん、アイデアaiさんをピックアップして小松市はマウンテンブックス(MB)さん宅をめざす。寒の入りだというのに春の陽気の中、車窓からは輝く白山が見える。
10時半、MBさん宅に到着し、さっそく玄関わきのガレージに案内される。そこにあるのはMBさん手作りの「屋台」、何を隠そう今年の私たちが取り組む「屋台村構想」には欠かせない「屋台」の製作モデルであった。名付けて『プロジェクトY』。 古本やコーヒー、グッズ等をこの屋台に積み込んでの移動販売スタイルを月に一度のペースで始めているMBさんから製作のノウハウをレクチャーされること40分。厚かましくもご自宅内まで上がり込み、お茶しながら『プロジェクトY』のいきさつから目標までを熱く語る私たち4人であった。3年前、本が好きでブックカフェをやりたいのです、とあうん堂を訪ねてきてくださったMBさんはその後レンタルスペースで月一のカフェをスタート、一箱古本市やブックイベントではあうん堂、NYANCAFE−BOOKSさんとご一緒してきたことからカフェくわじまさんにつながったのである。「本」が「人」をつなぎ、「人」が「街」につながる「屋台村」へと……(中島みゆきの歌が聴こえてきた)
午後、金沢に戻る途中、野々市市内の<NOPPOKUN>で昼食。おゆきさん、aiさんの夢が広がる話を中心にのんびり歓談。再び東山まで送っていただき、15時過ぎ帰宅。K子さんに代わって店番に入るもお客さんの姿はなく、昨日整理した買い取り本の精算を続ける。
夜、買取り精算内訳表を作ってプリントアウト。画集を中心に延べ330冊だが稀少本もあってかなりの額の買取りとなる。今年のあうん堂の目玉にしなくては。 |