2015年6月30日(火) - 夏休み7/片付け仕事
久しぶりにラジオ体操をしてから、BS3で『あまちゃん』と『まれ』を続けてみる。前者はいよいよアメ横女学園生活で、太巻さんのキャラがこんなに面白いとは思わなかった。 終日、東京旅行の後始末。まとめ買いしてきた安西水丸さんの旅日記、平野甲賀さんのエッセイ、建築家が書いたホテルの間取り本、伊丹十三記念館のガイド本を机の上に広げてニヤニヤ眺める。 金沢21世紀美術館MC宛ての請求書を書いたり、週末に送ることができなかったヤフオク落札本を発送してから銀行回り。浜田真理子『胸の小箱』(本の雑誌社)読了。来月富山で彼女とキョンキョンのライブが楽しみになって来た。 |
9時、チェックアウト。ホテル前の都バスでJR錦糸町駅に行き、地下鉄で渋谷へ移動。通勤アワーは過ぎているとはいうものの、人が多いなあ。渋谷ヒカリエ・B2にある和菓子店で働いているTさんを訪ねるも、今日は12時過ぎの出勤とのこと。それじゃあ朝食でも、と同フロアにあるチョコショップ内で"モーニング"。 東横線で代官山へ。ダイックSさんこと澁谷清道氏の個展を見に来て以来だから3年半ぶりの代官山駅から歩いて蔦谷書店に向かう。 話題の書店だが訪れるのは初めて。ロケーションもさることながら店内の本のセレクト、棚の配置、家具・家電から関連雑貨にいたるまで、多くのお客さんがゆっくりと歩き回っていても気にならない。 旅本コーナーの金沢本の一角には『かなざわ案内地図帖』が並んでいるのを確かめてから、好きな作家やジャンルの本が目にとまって、まとめ買い。K子さんは"べっぴんラーメン"をまとめ買い。 ヒカリエに戻ろうと代官山駅に戻り、切符を買いに行くところで後ろにいるK子さんから呼び止められ、振り返るとワニさんの奥さんと並んでいる。あれあれどうしたの? の問いに、美容院に行くところだと答える奥さん。広い東京の街でばったり知人に会うなんて……と3人でしきりに感心して別れる。 ヒカリエに戻ってTさんと久しぶりに顔を合わせ、仕事中だったがしばし歓談。おみやげに『かなざわ案内地図帖』を手渡して別れ、観光気分で都バスに乗車。青山・赤坂・六本木経由で終点の新橋駅へ。東京って意外と移動距離が短いんだなあ。 ぶらぶらと銀座和光まで歩くが、行き交う人は大半が外国人旅行者ばかり。三越でお茶しますか、と店内に入ってエスカレーターに乗っていると、見覚えのある名前がポスターにある。そうだ、アレフKさんの友人で染織作家の伊藤さん夫妻だ。6Fギャラリーを訪ねてご挨拶がてら作品を見て回り、K子さんは小物バッグを購入。その後、有楽町西口のホテル前のテラスでお茶しながら、今回の旅行での出来事をK子さんと歓談。 17時半、東京駅の北陸新幹線ホームに入り、「かがやき」の入線を待つ。今回の旅行のもう一つの目玉である「グランクラス」に乗るのである。 飛行機のビジネスクラス(乗ったことがないので想像です)を思わせる車内、身体を包み込む座席シート、軽食が付き飲み物はフリーで専任アテンダーがサービスしてくれる2時間半はあっという間に金沢に着いてしまった。それにしても、下車後に身体の疲れが全くないのには驚いた。これで二人分5万3千円なら安いと思うJR西日本OBであった。 東京より少し冷たい風が吹く中、本とラーメンとエシリのクッキーが入ったバッグを担いで歩いて帰る。愉しい東京旅は終わった。 【本日の主夫&主婦レシピ】 |
梅雨らしく、今にも雨が降りそうな朝である。夏休みだけどしっかりとラジオ体操を第二までしてから、K子さんの荷物持ちで近江町市場へ出かける。 買い物前に「OH LIFE!」で、朝食。来週九州に出かけます、と店長さんに話したところ、九州旅特集の『カーサブルータス』を貸してくれる。"しそジュース"仕込の材料を買って帰宅。雨と風が強くなってきた。 午前、HP日録の書き込み。 午後、本読み。15時過ぎ、8班改め1班Ayaさんとコースケがお茶をしにやって来た。私は珈琲を淹れ、K子さんはスイカを切って4人で小玉1個をぺろりとたいあげる。定期購入している"バナナ"を届けにshihoさん母娘が顔を出してので、6人で井戸端会議。 今年になって読み続けてきた、沢木耕太郎『並の音が消えるまで』(新潮社)をようやく読了。長編小説を読み切るのにこれだけ時間がかかるとは……やっぱし老眼鏡をなおさなきゃ。 夜、シャワーを浴びた後、明日からの東京旅行(1泊2日)の準備をおこない、今日までの日録を書き込むことにしよう。 【本日の主夫&主婦レシピ】 |
雲行きが怪しくなってきたので、昨日洗って干してあったバーベキューセットを慌てて片付け、ガレージの物置に仕舞ったとたんに雨が降ってきた。梅雨だもんな。 午前、福岡・キャットフィッシュレコードさんから電話で追加注文が入った『中川ワニジャズブック』の発送&精算作業。今回で累計30冊委託販売していただいたことになり、ありがたい。ニークワークスUさんが顔を出し、屋根裏部屋の写真を撮らせて欲しいと頼まれ、いいですよとしばし立ち話。 午後、隣家の書庫で在庫本整理、というか床を片付けないと屋根裏部屋に行けないからである。 14時、UさんとカメラマンのIさんがやって来たので、終わるまでそのまま本の整理を続ける。撮影を済ませて降りてきたUさんたちと一緒に、隣のハッパさん事務所の隣のUさんが改修を手掛けたM事務所に出かけ、引渡し前の事務所の中を見せていただく。前面ガラスで吹抜けのシンプルな事務所になっていて、良い感じに仕上がっている。 夕方まで少しうたた寝。 夜、五郎島Mさん、近所のOさん、私たちの4人で、卯辰山の登り口にある「ビストロ モコ」で夕食会。 今夜は、若い友人であり、ここで長くウェイトレスのバイトをしているtoshikoさんの仕事ぶりを見ようというのである。フレンチのコースをオーダーして4人であれこれ話しているうちに、toshikoさんが順に料理を運んでくれる。愉快な話と美味しい料理で至福のひとときが過ぎてゆく。20時半帰宅。 【本日の主夫&主婦レシピ】 |
梅雨に入っているというのに朝から夏のような日差しの中、昨夜の"バーベキュー"の後始末をおこなう。Mさんが自転車で様子を見に来てくださったので、テントの撤去を手伝ってもらう。今日はゴミ出しの日なので、昨夜のゴミも始末できてイカッタ。借りてきた椅子をゴロゴロで公民館の倉庫まで運んで片付け完了、カフェで朝食。 午前、K子さんと歩いてシネモンドに出かけ、映画『間奏曲はパリで』(監督:マルク・フィトゥシ/出演:イザベル・ユペール、ジャン=ピエール・ダルッサン/原題:リフレイン)を見る。子どもも独立した中年夫婦の関係を描いた小じゃれたフランス映画で、☆3.5点。 午後、柿木畠の韓国料理店で遅めの昼食を取った後、フラットバスで石引のNYANCAFE−BOOKSでコーヒータイム。棚の上に洋書・SHIC SIMPLEシリーズから『BATH』があったので購入。 帰路は久しぶりに八坂を下って材木町の裏通りを抜け、近所のWONDER SHOPで一休み、渇いた喉に"カキ氷・メロン"が美味い! 夕方までベッドにひっくり返って沢木耕太郎本を読んでいると、K子さんが練習中のリコーダーを吹き始めるが、音が外れて本に集中できないなあ。宅配で"中川ワニ珈琲"が届く。 夜、昨夜のバーベキューで余った野菜と中華麺があるので、仕事の終わったカルロスさんと3人で"焼きそば"を作って、夕食。昨日、今日と"肉"をしっかり食べてしまい、お腹が苦しい。 【本日の主夫&主婦レシピ】 |
夏休みまで最後の週に入っているので、常連さんやお客さんにその旨話すたび、どこに行くのですか? と聞かれることが多い。そうだよなあ……「夏休み」といえば旅行だよなあ。前半の週末は東京、後半の週末は九州です、と答えると、みなさん、いいなあ、と口をそろえて言ってくださるので、私も気分はハイになってくる。 午後、雑誌「vikka」の取材が入り、ライターさんと編集仕事についてあれこれ話を聞く。みなさん、仕事大変です。明日の一箱古本市の出品準備の後、通信&参加者プロフィールをまとめる。スーパーにK子さんと買物に出かけ、帰りにいなばやで夕食。 夜、東京旅行の北陸新幹線チケットをネットで予約、上期しっかり働いたご褒美に、帰路はグランクラスです。 |
午前、会計整理。 午後、K子さんとニワトコさんでランチ。そのまま歩いて香林坊・シネモンドに行き、『白河夜船』(監督・撮影:若木信吾/出演:安藤サクラ、井浦新、谷村美月)を見る。1週間前に原作(短編です)を読んでいたので、ストーリーは承知しての観劇です。K子さんは吉本ばななのスピリチュアルな世界が出ていたわ、と言うが、私は途中何度か<白川夜船>になりつつ、不思議な世界を体験する。☆3.5点。 見終わってフラットバスで石引・NYANCAFE−BOOKSを訪ね、週末の一箱古本市のことなど歓談。カルロスさんに東山まで送ってもらって、感謝。 |
5時、レンタカーに古本をしっかりと積んで、長野・松本に向かう。森本ICから北陸道に入り糸魚川ICで降りた後、148号線を南下して松本市内に入る。長野古書組合の交換会会場である深志神社に9時到着。 顔見知りの団地堂さんに手伝っていただき、持ち込んだ出品商品を会場内のテーブルに並べ終えたところでセリが始まる。 1時間後、あうん堂の番になり参加者の皆さんから入札の声を出していただいたおかげで、全品落札される。イカッタ、イカッタ。出品本はあいにくと落札できず、昼食をはさんで一区切りついたところで精算をお願いして、退室。 14時過ぎ、安房峠に向かって出発。上高地・釜トンネル前から安房トンネルを抜け、神岡、猪谷、砺波経由で金沢に着いたのは19時過ぎであった。 往復9時間、市場で昼食を挟んで5時間の今回の出張仕事は、売上げから経費を差し引いたらトントンであった。ヨガ教室から戻ったK子さんに話したところ、チリ紙交換に出したらよかったんじゃない、と厳しい答えが。結果はそうだけどこれで生き延びた古本のことを思うと……そう簡単には割り切れないなあ。 |
週末の土曜の朝は、モルック練習である。K子さんは出かけて行ったが、私は国鉄入社同期で今もJR東日本で働いているSさんが職場旅行の合間にあうん堂を訪ねてくることになっており、店掃除をしながら待つことに。 15年ぶりに顔を合わせたSさん、髪は薄くなった(私だって負けてませんが)が45年前の入社当時と話し方など何も変わっていない。国鉄からJRに変わって、Sさんは「東」、私は「西」と違う会社勤めとなったこともあり、その後の仕事についていろいろ話が弾む。 K子さんがモルックから戻ってきたところでSさんと一緒に金沢城公園へ出かけ、途中で別れてSさんは宇奈月温泉に、私はビーズデザイン事務所に向かう。 事務所で『かなざわ案内地図帖』重版の最終原稿ミーティング。デザイナーのHさんがプリントアウトしてくれた直しのマップを前に、最終チェック。週明けに入稿をお願いして帰宅。 夕方、NYANCAFE−BOOKSご夫妻来店。一箱古本市など、しばし本談義。 夜、楽しい夏休みの計画をあれこれ考える。 |
嬉しい定休日は、のんびりと片付け仕事に励む。 午前、K子さんは友人のお宅訪問とかで早々に出かけ、私はコミュニティーラジオ「FM-N1」に出演しているShihocafeさんのトークをネットで聴きながら、本の雑誌社への委託注文メールを送信。 「そば処くら」で遅めの昼食の"カレーうどん"をいただき、歩いて金沢21美・ミュージアムショップに出かけ『かなざわ案内地図帖』の追加納品。在庫が残り少なくなって、注文75部のところ50部しか納品できず申し訳ない。 尾山神社境内を抜けて尾崎神社まで歩き、『かなざわ案内地図帖』2刷に向けての現地確認を済ました後、尾崎人所の隣にある従兄弟が経営する会計事務所に立ち寄り、しばし歓談。18時帰宅すると同時にK子さんも帰ってきたので、そのまま「いなばや」で夕食。昼・夜ともに外食とはゴーカだなあ。 |
午前、ヤフオク落札本・風間完『画集/裏町の巴里』に続いてゲットした同氏の『画家の引き出し』が届く。以前持っていて手放した本だが、やっぱり欲しくなって再購入。これでいいのだ。 午後、NYANCAFE−BOOKSご夫妻来店。一昨日新潟・英進堂さんで開催された「ふるほん座」に馳せ参じたとのこと、会場の様子や、新潟市内まで足を延ばして訪ねたという「日和山五合目」では『かなざわ案内地図帖』を館長さんに謹呈してくださり、そのお礼にあうん堂分までいただいてきたというトートバッグを渡され、感激。 15時、夫妻の車で武蔵辻・アートグミまで送っていただき、3Fロビーで雑誌『ozマガジン』の取材を受ける。今回は、金沢美大・真鍋教授、ガラス作家・辻和美さんと私の3人による鼎談である。テーマは「アートと金沢(仮称)」で、アートの話はお二人に、私は金沢の町について口をはさむのだが……1時間余りの貴重な初体験を終え、寿美田で"今川焼"を買って帰るのであった。 |
午前、輪島在住・萩のゆきさんの工房「花月総本店」の委託取扱い商品を2年半ぶりに棚卸しする。 かつて和紙を漉きたくて東京から輪島に通っていたゆきさんだったが、やがてアメリカ経由で輪島・三井町に家族で移住。そうして制作した和紙のオリジナル商品がユニークで、あうん堂にも置くことになってそろそろ9年になろうとしている。今回はこれまでの売上げに加え、原稿用紙や帳面、ポストカードの一部を買い取ることにして、残りを一旦彼女に返却することにしよう。 午後、『そらあるき』の売上げ整理と在庫本の棚卸し。これまでずっと委託扱いで在庫管理をしていたが、手元に必要な在庫は買い取ることにして、残りはフェルメール店長のSさんに返すことにする。2か月前に会計関係もSさんに引き継いでいるので、10年続けた『そらあるき』スタッフからはこれですべて手が離れたことになる(もちろんサポーターとしての応援は続きます)。 夜、ヤフオク出品データ作成作業。 |
昨日の雨が上がり、澄み切った青空と爽やかな風が気持ちいい朝だ。 10時、金沢21美・ミュージアムショップに『かなざわ案内地図帖』を50冊納品後、ビーズデザイン事務所にK子さんと出かけ、デザイナーのHさんに『かなざわ案内地図帖』の売れ行き状況を伝える。 今日現在の在庫は30冊を切っており、7月の増刷できあがりスケジュールと修正個所についてミーティング。問題は何部印刷するか、である。あうん堂出版部のこれまで増刷したケースは1回だけだが、その時の判断は甘くてまだ在庫を抱えているからだ。とにもかくにも増刷はするものの部数の決定は先送りして、データ修正作業を先行することを決定。 3人で昼食をシンタテ裏のビストロ・ユイガさんでいただき、K子さんは美容院へ、私は家に戻って週末おこなわれる新潟・英進堂さんでの古本イベントの出品準備。 夕方、NYANCAFE−BOOKSのカルロスさんが同じくイベント用の出品本を詰めた段ボール箱を持ってやって来る。手分けして宅配伝票を計9枚書いて、宅配のお兄ちゃんがやって来るまでコーヒータイム。 夜、カルロスさんと一緒にNYANCAFE−BOOKSに戻り、店を終えたリンダさんとそのまま近所のおでん屋・若葉で会食。いつでも行けると思っていたお店だったが、五木さんのエッセイで知って以来四十数年目にしての入店である。とにかくメニューは"おでん"オンリー(当たり前か)のところがいい。 20時半お開きとなり、兼六園脇の尻垂坂をぶらぶら歩いて下って帰宅。今週はのんびりの定休日だったなあ。 |