6時半起床。K子さんに用意してもらったコーヒーとパンをトートバッグに詰め込み、ゴシさん夫妻と金沢21世紀美術館へ車で向かう。今日は「見立ての実験室/バウムクーヘン作り」の日で、会場となるプロジェクト工房前に車を停め、朝食のパンを食べながらキビ団子さんがやって来るのを待つ。バウムクーヘンがうまく焼き上がるか心配だが、雨がいつ降ってくるかもっと心配だ。
8時、キビ団子さんと大まかな打ち合わせを済ませ、ゴシさん夫妻と火床の準備に取りかかっていると、カナザワコマチのNさんが生地作りの器材を持って到着。雨が心配です、とおんなじことを口にしている。
9時、鈴木先生、研究員、武蔵美大生たちが一堂に会してプログラムがスタート。私たち火床組は最初のミーティングに顔を出してから、後はひたすら火床作り(といっても実質はゴシさん夫妻で、私はテントの設営を手伝ったり炭を運んだりするだけなのですが)に励む。
バウムクーヘンの焼き上げ作業が始まる時は青空も出ていたのにやがて雨となり、しばらくして日が差してくるという金沢らしいお天気になり、その都度火床を工房内や外に出したり入れたりせわしない。そんな中、研究員のみなさんは楽しそうにバウムクーヘンを焼いている。その様子をリハーサル前のニカさんとガンジーさんや、あうん堂のお客さんたちが覗きに来てくださるので、一緒になってのんびり過ごすことに。
15時過ぎに2本のバウムクーヘンが焼き上がったところで、後はゴシさんたちに任せていったん帰宅。昨夜準備しておいた今夜のライブ用荷物を抱えて、タクシーで会場のshirasagiに向かう。
18時、二階堂和美さんとにじみバンドによるライブがスタート。今夜のお客さんはあうん堂つながりの方が中心なので、身内の集会といったところ。ニカさんも前半チョッとやりにくかったようだが、いつのまにかいつものニカさんが弾けている。
ライブ後半にはあうん堂を始める時からお世話になっている方たちから花束を私とK子さんにそれぞれ贈られ、これだけでびっくりしていたところへアンコールでは二階堂さんから曲をプレゼントされることに。21時過ぎに終演となり、その後ニカさんたちのサイン会などの準備で来てくださったみなさんとゆっくりお話も出来ず申し訳なかったです。
片付が終わった会場で打上げ会。ニカさんから今夜歌ってくださったあうん堂の曲の歌詞を書いた便箋をいただく。バウムクーヘンの打上げに参加していたゴシさん夫妻とキビ団子さんも駆けつけて下さり、楽しい時間が過ぎてゆく。
0時半、屋根裏部屋に泊まるゴシさん夫妻とタクシーで帰宅。二日間にわたるあうん堂にとっては最初で最後の大きなイベントが終わった。 |