9時48分発の「かがやき」で一路東京へ向かう。泊りがけの旅なんて今年に入って初めてだが、バディKは県民割で何度も泊まっているというこの外泊格差は問題だ。車内で読みかけの、太田和彦著『70歳、これからは湯豆腐ー私の方丈記』(亜紀書房)読了。けっこう共通の暮らし方をしているようだが、それ以上に刺激を受ける。
11時50分東京着、京浜東北線で上野駅下車。周辺の中華屋さんでランチを取った後、ウン十年ぶりに<鈴本演芸場>で寄席を楽しむ。奇術、漫才(1組だけ)、三味線漫談、声帯模写に落語まで休憩を挟んで3時間半。
送り大鼓を背に上野駅に戻り、王子で下車。都電荒川線(今は東京さくらトラムと呼ばれてました)に乗り換え、終点の早稲田まで170円のチンチン電車旅を楽しみ、近くのホテルにチェックイン。
18時、小雨の中、ホテルから歩いて数分の早稲田大学構内にある大隈講堂でおこなわれる「村上春樹presents/山下洋輔トリオ再乱入ライブ」に出かける。それにしてもよくチケット(1次申し込みは外れ、2次でゲット)が当たったもんだ。
入り口で特典の<トートバッグ/山下洋輔さんのサイン入りCD>を受け取り講堂内に入ると幅広い年齢層の観客で溢れている。 18時半開演、おー、ナマ村上春樹さんだ。50年ぶりの山下洋輔トリオの演奏はとても後期高齢者とは思えぬ圧倒的な迫力でただただ凄い。 21時過ぎ、終演。近くに食べる店がなく、コンビニで夕食を買ってホテルに戻り、K子さんと今夜のライブについて語り合う。 |