2007年12月31日(月) - 大晦日
年末休みの6日目は、大晦日。時おり強い風に吹かれて雪が舞い散るあいにくの天気の中、終日のんびりSinさんちのTaiちゃんやSawaちゃんの遊び相手を務める。気になったままの書庫の在庫本や隣家の玄関までに溢れている古本が詰まった段ボール箱は、この休みの合間には結局片付くこともなく年を越すが、まあイイか。 午前、ipodの使い方をSinさんからレクチャーを受けて過ごす。 午後、みんなで片町のカラオケ店に出かける。いやはや、カラオケなんて何年ぶりのことだろう……順番にマイクを回しながら昼食。オヤジが歌ったのは……まあイイか。買物はSinさん夫妻にお願いして、一足先に帰宅。少しうたた寝してから、高校サッカー「星稜×近大附属」の試合をTV観戦。 夕方、夕食用の材料や缶ビールを隣家に持ち込んで、父母も一緒に“すき焼き”の鍋を囲みながらこの一年を……なんてことはヨコに置いて、みんなでひたすら1年ぶりの“すき焼き”に舌鼓を打つ。 夜、NHK「紅白歌合戦」の前半をみんなでワイワイ言いながら見るが、後半Sinさん一家は屋根裏部屋に引き上げたので、私たちも家に戻って珈琲タイム。23時30分、『日記』を書きこんでアップした後、ベッドにもぐりこんで本読み。 【本日の主夫&主婦レシピ】 |
年末年始は大雪です!の見出しが新聞・ネットで賑やかなので、そっとベッドの上のブラインドを開けると、今朝も雨降り。年内最後の“ゴミ出し”も済ませてから朝食。 午前、K子さんは今日も朝から“おせち料理”作りに励んでおり、私は名刺整理も兼ねて年賀状の差出し漏れ分をチェック。これが思った以上に時間取られるとは……。 午後、コンビニへ切手を買いに行き、戻ったところにコーハイK君夫妻と息子のSou君の3人が訪ねて来てくれる。オヤジバンドのK君とはよく顔を合せてはいるが、奥さんのM美さんとSou君とは久しぶりだったので、上階で近況をあれこれ歓談。 16時、K君の車に乗せていただき金沢駅へ。伊丹から帰省するSinさん一家をホームで出迎え、のんびりバスで帰宅。ようやく年の暮れらしくなってきたぞ。隣家でみんなで歓談後、さっそく私たちはベビーシッターを引き受けてしまった。 夜、カフェでSinさんが持参してきたDVDをみんなで見た後、Sinさんたちは屋根裏部屋に引き上げて行く。『日記』をアップしてから、NHK『サラリーマンNEO/2007年の瀬スペシャル』を見ることにしよう。 【本日の主夫&主婦レシピ】 |
雨降りの朝のせいかそれほど寒くはなく、すばやく着替えて隣家の電気椅子に腰掛けての朝刊読み。 午前、「宝の本」さんが目録注文の本を詰めた段ボール箱を持ってやって来る。彼のところにあうん堂や他の古本屋への注文がまとめて入ったため、一緒に取りまとめてくれたのをあうん堂が発送するためである。その後、『日記』うを書きこみアップ。 ダッチ・ゴシさん一家が帰省中の合間をぬって遊びに来てくれたので、上階でのんびりと歓談。子どもたちは伯母さんと待ち合わせて外食に出かけて行った後、4人で昼食の“ピザ”をつまみながらゴシさん夫婦の「第二の人生」の話題で盛り上がる。 午後、K子さんは雨の中を近所の八百屋やスーパー・薬局などへの買物に何度か往復し、私は昨日からの年賀状書きを続ける。夕方、ようやく年賀状を書き終え近所のポストに投函。母が正月用のお餅を届けてくれて、おじいちゃんの年賀状を書いてくれん、と頼まれる。去年のデータがパソコンに残っているので、コンビニまでハガキを買いに行き、40分で仕上げる。 夜、古書組合の市会計を整理する。伝票データを入力していくが、残高と帳簿が一発で合う。今年度の締めも済ませてしまったので、後は年明けに会計監査を受けるだけにしておく。BS2で映画『マルタイの女』(監督:伊丹十三)を見ていたら、23時を回っている。今年も残すところ2日間、休みの間に予定していた映画館と本屋には一度も行けず、溜まった本も読めず、ましてや在庫本の整理など夢のまた夢である。とりあえず本日分の『日記』をアップして、0時過ぎにはベッドにもぐりこむ。 【本日の主夫&主婦レシピ】 |
今日は雪のないクリスマス、と書いて気付いたが、クリスマスの前後に雪が降っていたなんて、遠い昔の話だなあ。 あうん堂は今日が「仕事納め」。国鉄職員時代は朝から事務所の大掃除を始め、午後3時頃には片をつけてミカンやお菓子を頬張りながら過ごしたことが懐かしい。そんなわけで今年の仕事納めは……取り立てて変わったこともなく、終日古本屋仕事。 午前、郵便局と銀行に出かけるが、いやはやどちらも殺気立ったお客さんで溢れており、手に取った順番待ちの番号札は20人待ち。これって以前北欧を旅したときに訪ねた郵便局の30人待ち以来だわい、と早々に諦めて帰る。 午後、今日が今年最後の営業日、ということで、俳句のIさん・まいどNさん・ペンギンNさん始め、顔なじみのお客さんが来店、感謝!です。お客さんと歓談している合間に年賀状の宛名ラベルをセッセと印刷(私ではなく「プリンター」ですが)する。18時過ぎ、よいお年を!と声を掛けたお客さんが年内最後のお客さんとなり、その後隣家で電気椅子に腰掛けてうたた寝すること30分。閉店10分前に店を閉め、明日から9日間の年末年始休暇に入ります。 夜、BS2で映画 『マルサの女』(監督:伊丹十三)を見た後、『日記』を書き込んだりして過ごす。0:30就寝。 |
6時半起床、外は真っ暗である。昨夜Kenさん一家が帰省してきたので、小さな子どもたちが起き出してくる前に、私はカフェの掃除と開店準備を、K子さんは朝食の準備を済ませてしまう。 レンタカーがあるので、開店1時間前にK子さんとニークワークスUさんが設計した住宅の内見会へ。小立野台から犀川に向かって下ってゆく途中の崖の上に建てられた、長方形のこじんまりとした家は、すでに見に行かれたお客さんから話を伺ってはいたものの、実際中に入ってみてビックリ。とりわけ奇をてらったわけではないのだが、ここに住む一家(少々顔なじみの方なのです)の思いが良く伝わってくるようなデザインになっている。駆け足で見て回り、今日も受付をやってます、と話す壁塗りSさんと立ち話をして店に戻ると、開店10分前であった。 終日、キッチンと帳場を行ったり来たり。 三連休のど真ん中ということもあって、いい感じでお客さんが来てくださる。とりわけ今日は中年男性で単身赴任中のお客さんが相次いで来店。やっぱし年末休みに入る1週間前というのは実家にも帰るわけには行かないのだ。 その筆頭であるムーディMさんが、今週26日に予定しているあうん堂の新企画『マイ・フェヴァリット・ムービー』にて提供する映画のDVDを届けてくれる。居合わせたジャズボーKazuさんと3人でしばしジャズ談義。藤沢周平ファンである自転車おじさんは、本日は車で来店。今日は例の本を買いますよ、と以前から薦めていた『藤沢周平全集』の一部8巻までをお買い上げいただく。いやいや、これで年が越せるわい。 青空が広がってきたので、合間に馬場小のグランドへ出かけ、Kenさん一家と一休み。その後閉店まで慌しく過ごすが、さすがに18時を過ぎる頃にはお客さんもパッタリ途絶え、夕食の“カニ”の身をK子さんと出す。夜、隣家で夕食会。準備はKenさん夫妻にお願いしてあったので、彼らが用意したのは“チャンコ鍋”。ワイワイと愉快に食事を取り、跡片付けも済ますと22時。家に戻って入浴後、23:20就寝。 【本日の主夫&主婦レシピ】 |
7時起床。隣家の電気椅子に座り、シャキッとしたところでメールチェック。来週予定しているあうん堂の新企画『マイ・フェバリット・ムービー』の参加申込み、来春の東京ライブツアー、『そらあるき』注文、そして杉並北尾堂の新刊案内といったメールが届いており、迷惑メールと間違えぬよう気を付ける。 K子さんが近江町市場に買物に出かけるというので、その間に昨日仕込んで一晩寝かせた“カレー”を仕上げ、ついでにその鍋洗いと2合の米を研ぐ。 午前、買取本の整理と棚出し。一通り並べ終わったところで朝方チェックしたメールの返信作業。 午後、今年最後の三連休だというのに、皆さんどこへ行ったのやらあうん堂は静かな昼下がりである。夕方まで上階で買取本の整理を続けていると、目録本の注文電話が入る。発行して2週間が過ぎており、今回の注文はもう終わったと思っていたので、イカッタ。市内のお客さんで近いうちに受け取りにいらっしゃるそうな。 夕方、レンタカーを借りに行き、早め(といっても閉店30分前だが)に夕食を済ませ、一人で小松空港まで川崎のKenさん一家を迎えに行く。思ったほど利用客がいないなあ。 夜、隣家でKenさん一家と私たちみんなでしばし歓談。今夜の屋根裏部屋はKenさん一家が初めて泊まることになっており、おかげで私たちは部屋を明け渡すことなく『日記』をかきむ。 【本日の主夫&主婦レシピ】 |
朝食前にメールチェックをしていると、雷とともに激しいアラレが降ってきた。デスク越しに窓の外の様子を見ていると、ものの1分もしないうちに黒い屋根瓦が白くなっている。いやはや、冬ですねえ……。 朝食後の開店準備で玄関の掃除をしていると、叔母のKさんご夫妻が“ころころ団子”を届けに隣家にやって来たので、母も出てきてしばし立ち話。叔母の娘(つまり従姉妹ですが、私とは随分と歳が離れているのです)さんが来春出産なので、“ころころ”と赤ちゃんが産まれるように、とお餅を配るのが金沢の風習なのである。少子化の昨今、久しぶりやね、とさっそくK子さんと頂いてしまった。 午前、買取り本の整理。夜想のOさんご夫妻が揃って来店、彼らの夢の実現状況を聞かせていただくと、私たちも元気が出てくるぞ。 午後、来週予定しているあうん堂の新企画について、HPにあれこれ考えながらアップ。まいどNさんに続いて囲碁のFさんが雨の中を来てくれたので、しばし歓談。珠洲の町おこしPTに関わっているMさんが仲間のTさんと二人で来店、8班Ayaさんとあうん堂で待ち合わせるそうな。彼女がやって来るまでMさんが目下力を入れているサポート仕事についていろいろ教えてもらう。 夕方、東京から金沢に旅行中だと話す女性二人組の一人が明後日から北欧に出かけるというので、目下進行中の出版企画について資料を手渡し、情報収集に協力していただくことになった。話のきっかけはカフェの棚に置いてある映画『めがね』のパンフレットからで、思いがけない展開になるとはなあ。惣菜Oさんが『金澤料理』本を、パドルSさんはDMを届けてくれて、二人とも何点か古本を購入。ありがたいです。 夜、梨木香歩『西の魔女が死んだ』(新潮文庫)読了。K子さんから、本詠む姿を見るのは久しぶりです、と言われてしまったが、ホントこの数ヶ月間はまともな本読みをしていなかったと思う。。NHK『プロフェッショナル』でキュレーター・長谷川祐子さんの仕事の様子を見た後、『日記』を書きこむ。明日は嬉しい定休日だと思うと眠くはならないまま、0:40ベッドにもぐり込む。 【本日の主夫&主婦レシピ】 |
8時間はたっぷりと寝たというのに目が覚めたら6時、思ったほど寒くはないのでシャワーを浴びる。そのまま上階とカフェのキッチンに置いてあった皿や茶碗を洗い、ゴミを袋に詰めて、週明けいつもの“ゴミ出し”まで済ませてしまう健気なオヤジである。K子さんが置きだす頃にはPCを開き、『日記』を書きこんでアップ。 午前、仕入本の整理と棚出し作業。雨の振る中、火消しのMさんと2組のお客さんが来店。ありがたいです。 午後、物知りTさんが現れたので、骨折りNさんからいただいた“大野の里芋”をお裾分け。司書嬢Kさんが大阪土産の“たこやん”と蔵書一袋を抱えて来店。“たこやん”も嬉しいが、本の買い取りはもっとありがたくて、さっそく査定額をKさんに示して譲ってもらう。 便でーす、とJP青年が玄関に置いていった郵便物の束を見ると、口座入金通知が入った封筒(私はこれを「幸せの緑の封筒」と密かに名付けているのだが)と、あうん堂本舗福岡支店営業係のキャリーKさんからである。Kさんの封筒にはこれも嬉しい緑の袋に入った「ハープティー」が出てきたので、さっそく居合わせたTさんとKさん、そしてK子さんの4人でアフタヌーンティー(しかし、カフェでお客さんとこんなことやっていていいのかしらん)をいただく。 ペンギンNさんが電源が入らぬ「PCノートブック」を持ち込み、誰か見てもらえる人はいないかしら、と尋ねられ、惣菜Oさんは『金澤料理』と題する新刊本を抱えて来店。3日前に1冊いただき、なかなか面白かったので店に置きますよ、とK子さんが話してあったからで、ちょうど居合わせたお客さんがさっそく1冊お買い上げいただく。 夕方にはフ、FO4F娘のKさんとサプリMさんが顔を出してくれるなど、天気の悪い日時ほど常連のお客さんはありがたい。29NIQUE WOKRSにお願いしてあった“年賀カード”が出来上がり、デザインをしてくれたTさんが届けてくれたので、しばし雑談。さて、今年こそは1週間前に出せますように。夕食、主夫の当番なので定番料理の“親子丼”にする。 夜、“clubism”の校正ゲラがFAXとメールで届き、すぐさまチェックした上で返信。BS2で坂本九さんの特番が放映されていたので、K子さんともども最後まで見入ってしまった。『日記』を書きこんでから、0:15就寝。 【本日の主夫&主婦レシピ】 |
雨かと思いきやパーッと日が射すという“時雨”模様の朝である。昨夜店の玄関に入れておいた仕入本の詰まった段ボール箱を再び隣家の玄関に移動してから、1週間前に発行した『金沢書友会古書目録・第26号』への注文本の発送準備に取りかかる。 梱包作業は定休日に済ませてあるので、ダブリ注文の有無を確かめながら納品書を元に宛名書き。晴れ間を縫って郵便局へ出かけ、本日発売の『アルネ・22号』の仕入代金を入金。帰りに公民館へ寄って、来春の「成人式」に参加する町会内の該当者(たったの二人です)の出欠状況を報告する。 午前、朝から続いての宅配便とメール便の宛名書き。金沢市内のギャラリー「トネリコ」で今日から始まる作品展に出品している輪島在住の石畑美津子さんが来店。今夜は屋根裏部屋に泊まるので荷物を置き、K子さんと近況を話した後会場に出かけて行く。 午後、いい感じでお客さんが来てくださるので、時々キッチンで皿洗いしながら古本屋仕事。外はいつのまにか雨が降り始め、階段下の帳場に座っていると、久しぶりに心身ともに古本屋のオヤジである。 夜、『本の雑誌』を拾い読み。沢野ひとしさんのエッセイ「額縁はどこへ」は、先日東京・青山の個展会場でお会いしていろいろ話を伺っただけに、深く納得しながら読んでしまった。『日記』を少し書きこんだところでダウン。0:00就寝。 【本日の主夫&主婦レシピ】 |
冷たい師走の風が玄関のドアを抜けて店の中に入ってくる。お客さんがやって来てドアを開けたときに入ってくる風ならば冷たくないのだが、静かな店の中にカフェママと古本屋オヤジがひっそりと店番しているときはたまらないなあ。 明日の出張準備でパソコンを開くとメールの送受信ができなくなっている。レンタルサーバーのHPを見ると、早朝からサーバーがダウンしているとのこと。2、3日前から東京でお会いする方たちにメールを出してあるので、その返事が読めないとは……困ったぞ。いろいろやってはみたものの手には負えず、仕方ないので出張準備に取りかかる。 夜、来春の沢野ひとしさんの個展の件で資料を作っていたら1時を回ってしまい、慌ててベッドにもぐり込む。 |
12月最初の日曜日の最初のお客さんは、開店前だが輪島からH建築事務所のオーナーHさんと事務所のS嬢、そして地震で被害を受けた土蔵の修復を手伝っている福井の大学生の3人である。大学生の彼女にあうん堂の中を見てもらいたかったので、と恐縮しているHオーナー。顔見知りのS嬢は、棚の中からつげ義春本を2冊引っ張り出してきて、ワタシつげさんのファンなんです、とポツリ。お互い、イカッタ、イカッタ。 終日、古本屋仕事。 在庫本の整理の合間に自転車で金沢駅に出かけ、明後日の東京出張用の切符を購入。帰りに百番街の「うつのみや書店」に立ち寄り、O店長としばし立ち話する。お客さんも時雨模様の中ポツリポツリと来てくださる。夕方、シジマYさん来店。今週末に発行予定の『古書目録』に掲載した本を買ってくれる。 夜、少し本読み。少しずつ普通の生活に戻ったかなあ。 |
早いもので今日から師走、「師走」と言えばいよいよ“鍋”本番である。 そんなわけで今夜も昨夜に続き“扁炉(ピェンロー)”にする、と書いたもののメインは“カニ”なのである。しかも「カニ食べ放題」だぞ、と参加希望者に声を掛けたら、違います「カニあるだけ食べ放題」ですっ、とK子さんから注意される。 閉店前から参加者である囲碁のFさんに火消しのMさん、俳句のIさん、そして女性陣3名と私たちの総勢8名が揃ったところで“カニ”を食べ始める、つもりだったのに、肝心のカニが届かない。慌てて注文してあった魚屋さんに電話を入れるや、(明日の)日曜と書いてあるがやけど、との返事にビックリ。いえいえ今日これからで待ってるんですよ、と話すと、すぐ用意します、とのことで、カニが届くまでの間“ピェンロー”でガマンする羽目に。待つこと1時間半、ようやく届いた頃にはお腹がふくれて、カニに対する意気込みは半分になっていた。まあ、いいか。 |