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2010年 3月

2010年3月31日(水) - さよなら三月

 8時、屋根裏部屋に泊まっているううじんさんと、ライブを企画したコラボン・O店長、K子さんに私の4人で、ぶらり散歩に出かける。金沢初めてというううじんさんなので、金沢城の大手門から石川門に抜け、兼六園を一回りする。前回の苔歩きでまいどNさんに連れられた道をたどって歩き、帰りは八坂から橋場町に出てひがし茶屋街を抜けて戻ると10時であった。4人でのんびり“カフェ・モーニング”。

 午後、たまった片付け仕事をするが、K子さんも私もこのところ続いたイベント疲れが取れず仕事ははかどらないなあ。

 夜、私は俳句のIさんから頂いたチケットがあるので、県立音楽堂へコンサートを聴きに行く。本日3月31日は「オーケストラの日」だそうで、地元のジュニアオーケストラ、金沢大学フィルハーモニー、そしてOEK(オーケストラアンサンブル金沢)が順次演奏するというプログラムである。前半のアマチュアの演奏を聴いた後のOEKには本当に驚いた。プロの演奏といえばそれまでだが、こんな風に聞き比べてみるとOEKのすごさがよくわかり、金沢市民が誇りにしてよいとつくづく思う。ちなみに当夜の演奏曲はベートーベンの交響曲7番で、指揮者は昨年フランス東部のブザンソンで国際指揮者コンクールで優勝した山田和樹さんであった。

 ヨガ教室が終わったK子さんと香林坊の居酒屋「くいものや・楽」で待ち合わせ、6周年イベントのささやかな打上げ会。このお店を営む若いご夫妻とは店つながりで面識があり、食事の合間に改修工事(隣の町家で5月から新規開店の予定です)等近況を話す。
 23時過ぎ帰宅。明日から4月、「7年目の本気。」で働くぞ!


2010年3月29日(月) - イベント5/珈琲教室2

 8時半、歩いて近所のレンタカー店に行き、レンタカーを借りる(当たり前か)。今日は中川ワニさんと珈琲教室・北陸ツアー最終日の富山県・滑川(なめりかわ)教室に私はサポート役でご一緒するのである。

 9時、店のお客さんで現地の教室に参加するIさんがやって来たところで出発。先ずはワニさんの実家に向かい、眠そうな顔をしたワニさんをピックアップしてから高速道路で滑川へ。11時。滑川インターを降り、すぐ近くのコンビニで富山在住のキセル姉妹と待ち合わせる。
 会場に入る前にキセル姉妹も言ったことがあるというパン屋さんに立ち寄り、キセル姉さんが“クロワッサン”を買って私たちにご馳走してくれる。しっとりと美味しく、お土産代わりに焼きたてのパンを買いながらさっそく“クロワッサン”を頬張る。

 11時半、教室会場の東福寺野倶楽部に到着。Kさん一家が営むレストランは、本日が定休日。私たちのために昼食の“ホタルイカ・ピザ”を焼いてくださり、遥か日本海が眺められる店内で贅沢な食事をいただく。今日の主催は一家の息子さん夫妻で、50mほど下ったところにある彼らの住居が本日の会場だそうな。

「あ樹の音(ね)」と名づけられた素敵なカフェで、時間的に余裕ができたらここでカフェをやりたいのですが、とKさん。「東福寺の倶楽部」ってあうん堂からのメモに書いてあったからてっきりお寺かと思ったの、と話すワニさんも感心する空間であった。教室をするのも見るのも初めてのKさんと一緒に準備に取りかかり、13時半参加者が揃ったところで教室が始まる。後半に入りみなさん教室とワニさんの雰囲気にもなれて、和やかな時間が過ぎてゆく。広い窓の外は季節外れの雪が舞って、いつの間にか一面白くなっている。
 16時、合格!の声は出なかったが、みなさん満足顔で会場を後にしていく。Kさん一家にワニさん自ら“ワニ珈琲”を淹れてしばし歓談後、金沢に戻る。コラボンでワニさんと珈琲豆を降ろし、そのまま車を返して帰宅。

 夜、コラボンでの『ううじんライブ』に出かける。彼女は今晩屋根裏部屋に泊まるので、どうもどうも、と挨拶した後、ワニさんが淹れる珈琲をいただきながらライブを愉しむ。昨日まで泊まっていた千葉のKさんも、夜行バスの時間までライブを愉しんでいる。
 終演後、打上げの食事会に月天心奥さんともども参加。顔なじみのみなさんと夜想Oさんが作る美味しい季節の食事をいただき、ライブを終えたううじんさんを案内して帰宅。1:00就寝。


2010年3月28日(日) - 開店6周年

 6年前の今日、第二の人生の新たなスタートラインにた立ちまして、文字どおりあっという間の6年間でした。あうん堂をここまで応援してくださったみなさん、本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。
 6周年とはいうものの、今朝もいつもと変わることはなく、屋根裏部屋に泊まっているKさんと一緒に“カフェモーニング”。

DSCF0287 午前、7年目のひそかな思いを込めたDMがお客さんや親しい知人の元に届き始めたようで、朝からお祝いのメールをいただき感謝。itiキャン・W嬢来店。手元を見ると月天心さんの包み紙が。早く行かないとなくなるかと、と話すW嬢に、そうなんやて、とK子さん。ナニがソウなんかね。

DSCF0294 午後、京都の花屋さんで働いているSさんから今年も開店記念日のお祝いの花が届き、さっそくカフェに飾らせていただく。桜町Yさんがふらりと立ち寄り、おめでとうさん、と小さな包み紙を差し出す。開けると中から可愛い六地蔵が描かれた手拭いが。

DSCF0298 小松の司書Kさんが、おめでとうございます、と花を抱えて来店。開店初日、やはりこのようにお花をみなさんからいただいたことを思い出す。先日も北欧はじめの会のSさんから「6」の文字をあしらった飾り模型をいただくなど、思いがけない嬉しい贈り物にただただ感謝、です。

AUNDO86 夜、主計町・空海で、あうん堂の店舗デザインをしていただいたニークワークスUさんと、彼女つながりで親しくお付き合いしている女性たちが段取りしてくれた夕食会にK子さんと参加。後半に彼女たちからサプライズの“特製ケーキ”と、足がよく上がって歩きやすくなるという「靴下」をプレゼントされてビックリ。前みたいに泣かないでね、とからかわれてしまったが、胸のうちはウルウル。
 あうん堂を始めて本当に良かったね、とK子さん。そうだね、と私。雨で少し大きくなった水音を聞きながら、中の橋を渡って家に帰る。


2010年3月27日(土) - イベント4/野上裕章ひとり語り

 9時、屋根裏部屋に泊まっているオスロからやって来たパトリックと3人で“カフェモーニング”。日本語が話せないパトリックと英語が話せない私たちの間にコミニュケーションが取れるのかといささか心配だったが、そこはそれ、阿吽(あうん)の呼吸でgood!でした。
DSCF0291 朝食メニューは、昨日も今日もK子さんが必死になって作った「和定食」。器用に箸を使って……たいしたもんです。コラボンO店長が迎えに来たので、一緒に彼が淹れた珈琲を飲みながら歓談。明後日コラボンでおこなわれるライブまで金沢に滞在するというパトリックなので、また(ライブで)逢いましょう、と見送る。

 午後、記念イベントの最終日は、野上裕章さんによる「ひとり語りの会」。ご近所にお住まいの野上さんは主に東京や大阪でライブをおこなっているのだが、昨年から地元金沢でも積極的に始めている。あうん堂にはちょくちょく足を運んでくださることから、昨年の暮れに、是非あうん堂でパフォーマンスを、と厚かましくお願いしたところ、いいですよ、と快諾を得たのである。今回は<春>をテーマに藤沢周平『山桜』を語っていただくことになり、あうん堂が用意したのは月天心さんのオリジナル和菓子「春時」。
DSCF0296 14時に店を閉めて会場設営に取りかかっていると、北欧はじめの会のSさんや囲碁のFさん、フルーティyumiさんが顔を出す。ひととおり準備が終わったところで、のんびりみなさんと歓談。その後、お客さんも集まりはじめたので、K子さんがお茶と和菓子をセットして開演前のひとときをゆっくり過ごしていただく。
 16時、野上さんのひとり語り『山桜』開演、1時間あまりみなさんは彼の独特な世界に入り込む。終了後、砺波の手配師Tさん、和歌山から帰省中のカフェムロさん、ダッチゴシさん夫妻らと野上さんを囲んで歓談。

 夜、打上げを兼ね、今夜屋根裏部屋に泊まる千葉のKさんも加わり、夕食会。これで大きなイベントも終わって、ホッ。


2010年3月26日(金) - イベント3/北欧ジャズ談義

DSCF0289 毎月第2金曜日は「古本市」の日だが、今日は夜にイベントがあるため気持ちも慌しいことから欠席させていただこう。で、朝の内に近八書房さんの自宅に会計整理用カバンを届け、今日の会計作業をお願いしてくる。

 終日、店番の合間に「6周年記念DM」の発送作業。約200枚のDMに宛名シールを貼り、終了間際の郵便局へ持ち込む。1枚ずつ「料金別納」スタンプを押していたらDMを動かす左手が疲れた。先日屋根裏部屋に泊まった東京のHさんから、近所の老舗の豆屋さんのものです、とお礼代わりの品が宅配便で届く。ありがたいです。

 18時半、連日のワニさん登場によるイベント「ひとつぼルオッカ1/北欧ジャズ談義」に集まってくださった21名の北欧に関心のあるお客さんを前に、北欧はじめの会代表のMさんがご挨拶。会のメンバーが作って提供する“シナモンロール”と、あうん堂の珈琲を手にしている。
DSCF0290 今回は北欧出身ジャズミュージシャンのCDをワニさんが順次紹介していくといういつものジャズ談義だが、最初に私がお奨めのCD3枚を北欧旅行中の写真とともに紹介したり、途中には北欧はじめの会のジャズ大好きK青年とワニさんが語り合うというコーナーをはさんだりと、少し趣向を変えて進行していく。ワニさんの話は彼の哲学も織り込まれて、若い女性たちはしきりとうなづいているのが印象に残る会は、和気あいあいのうちに、21時終了。

 お客さんが引き上げた後みんなで跡片付けをおこない、カフェ奥テーブルでワニさん、北欧はじめの会のMさん・I子さん・K青年、そして私たちの6名での遅めの夕食会は、0時解散。明日もイベントだし、いよいよ体力勝負だぞ。


2010年3月25日(木) - イベント2/ワニ珈琲教室

 午前、コラボンO店長が、スウェーデン生まれで現在ノルウェー・オスロに住んでいるというパトリックさんを連れてやって来た。数日前金沢にやって来た彼は1年前にも金沢に来たことがあり、その折コラボンに立ち寄っていたのでOさんとは顔見知り。そのパトリック、昨夜泊まった駅前のビジネスホテルにはもう泊まりたくないデス、とのことで、急きょあうん堂の屋根裏部屋を思い出したOさんが案内がてら現われたというわけである。
 一緒に屋根裏部屋に行くと、大きな身体をかがめて、パーフェクト、と一言。そんなわけで今夜と明日の夜、パトリックが泊まることになる。

 午後、カフェの椅子を片付け、「珈琲教室」の会場準備。ワニさんもやってきて雑談しているうちに参加者が三々五々集まってきた。
DSCF0288 14時、参加者15名が揃い、皆さん神妙な顔つきをしたまま教室が始まる。K子さんは珈琲豆を挽きながらお湯を沸かし、私は隣家からお湯を運搬してポットに注ぐといういつもの役割分担である。ワニさんのいつもの愉しく、厳しい珈琲教室も今回で5回目になるか……。合格!というワニさんの声が上がったのは後半3杯目を淹れている時の1回だけであったが、終了後参加者の様子を見ているとみなさんゴーカクの笑顔でした。

 夜、今回砺波で教室を開催したYさんとワニさん、そして私たち4人でテグへ行き、ささやかに打ち上げ会。ここでテグのマスターから衝撃の発言があってビックリ。こちらの話の続きは……いずれまたの機会に。


2010年3月24日(水) - イベント下準備

 雨降りの定休日は、終日家に引きこもって明日から始まるイベント準備。

DSCF0285 昨日いただいたタケノコをK子さんがすばやく“タケノコご飯”にしてしっかり昼食。お腹をさすっているところへ北欧はじめの会のK青年がやって来た。今日はこれから明後日の「北欧ジャズ談義」用パンフ作成のためのCDデータチェックなのである。しばらくして中川ワニさんもやって来た。
 先日、ワニさんから珈琲教室用の器具等を送ってきた際に同封されていたワニさんの北欧ジャズCDおよそ60枚をテーブルに並べ、アルバム名やアーティスト名を順次チェックしていく。これだけあるのに私が持っているCDとかぶっていたのはたったの2枚であった。作業は3時間は土で完了したが、3人で話をしていた時間が多かった。

 夕方、囲碁のFさん来店。いつもの名人戦に移り、外が暗くなるのと合わせるかのように、盤上の私の形勢も暗くなっていった。(ヨガに)いってきます、とK子さんは盤の行方を見ることもなく出かけ、19時終局。

 夜、K青年から『Nordic Jazz Book』というタイトルで今日チェックしたCDデータ一覧表のゲラがメールで届き、校正をおこなう。0:45就寝。


2010年3月23日(火) - 年度末

 午前、コラボンO店長が来店。本日市内のカレー屋・シエスタさんでおこなわれる「中川ワニ珈琲教室」のお手伝いのため、教室に必要な器材と珈琲豆を取りに来てくれたのだが
、時間があるのでK子さんと近況を歓談している。

 午後、3月が締めとなっている本の雑誌社からの委託本精算作業。何点かお買い上げいただいており、また新規の「本の雑誌」定期購読申し込みもあって、イカッタ。
 K子さんに呼ばれて下に降りると、貸本屋をやってみたいのです、という若い女性から相談される。うーん貸本屋さんねえ……、と突然の話に戸惑う古本屋であった。居合わせた旅行中の青年が彼女と話を始めたので彼に任せよう。
 しばらくして長野からやってきたという青年に店の内装について聞かれたのであれこれ答えているうちに、高遠で4月から仕事に就くという。へえー高遠には昨年行きましたよ、と話すと、ブックフェスですか、と青年。なんと彼の就職先は美篶堂とのこと、あらあら。今年もブックフェスを手伝います、という彼とはまた会えるかな。

 夜、“うなぎ”で簡単に夕食をとっていると、O店長が珈琲教室用の器材を返しに来てくれ、ハイお土産です、と小さなタケノコをいただいた。


2010年3月22日(月) - イベント1/ワニ珈琲ブレイク

 いやいや、今朝もホント寒いなあ。
 昨夜屋根裏部屋に泊まった東京でデザインの仕事をしているH青年とK子さんの3人で“カフェモーニング”。彼とは2年前に店のお客さんとして知り合ったのだが、昨夏の高遠ブックフェス会場で再開したことがきっかけで今回の金沢旅行中に屋根裏部屋に泊まっていただいたというわけである。今年木村伊兵衛賞を受賞した写真集を手がけている事務所で働くH青年なので、共通の知人も多く話が弾む。

 午前、21美で明日までの開催である『オラファー展』に出かけるH青年を見送った後、“チキンカレー”の仕込みに取りかかる。

 午後、2ヶ月ぶりに帰省した中川ワニさん来店。今日はこれからあうん堂6周年企画イベントの第1弾『ワニ珈琲ブレイク』である。ワニさん自ら注文の入った“ワニ珈琲”を淹れていただき、お客さんとのんびり珈琲やジャズの話を交わしていただきましょう、というこの企画に必要な珈琲豆は先着10数名分しかない。
DSCF0284 あらかじめ情報を知っていた顔なじみのゲンマイOさん夫妻やサーファーSさんが早々に来て下さり、14時スタート。15時半、15杯目のワニ珈琲が淹れ終わったところで終了。その後、北欧はじめの会で今度ジャズ談義を取り仕切るK青年も加わり、夕方までワニさんを囲んでみなさん愉しく過ごしていた。

 夜、『そらあるき』ミーティングのため自転車で新竪町のフェルメールへ。私が担当する記事の取材は済ませてあり、荒っぽい下書きも一応書き終えてはいるのだが、月末までの最終締切に間に合うかどうか……。23時半帰宅、ネットオークションのチェックを済ませたら1時であった。


2010年3月21日(日) - ジャズライブ

 連休2日目の今日、春分の日だというのに肌寒い朝である。

 終日、いい感じでお客さんが来て下さり、カフェのキッチンと帳場を行ったり来たりする。

 夜、ジャズのライブに一人で出かける。片町・王将の“まるとく定食(餃子・春巻・炒飯セット)”(800円)は量が多くて食べきれず、心残りのまま犀川沿いにある「リバーサイド」へ。21時スタートのライブは、あうん堂でも出演していただいたことがある、ヴォーカリストのkazuさんとhamaちゃんがお目当てで、開演前にしばし歓談。二人が掛け合いで歌う『カム・トゥゲザー』はイカッタ。23時帰宅。


2010年3月20日(土) - ひとつぼルオッカ

 今日から「春のお彼岸・三連休」が始まり、あうん堂も開店6周年記念イベント週間のスタートでもある。

DSCF0299 午前、北欧はじめの会のSさんとMさん来店。記念イベントの一つである「ひとつぼルオッカ/北欧ジャズ談義」の新聞取材を受けるとのこと。しばらくして北陸中日新聞のS記者がやって来て、カフェ奥テーブルで取材が始まる。最後に私も関係者の一人としていくつか質問に答えて終了、S記者がまとめた記事は4日後の紙面に掲載される。

 午後、中川ワニさんから珈琲教室用の器材と珈琲豆が宅配便で届いたが、あうん堂用の珈琲豆は予想どおり入っていなかったなあ。


2010年3月18日(木) - 春よ来い3

DSCF0176 今日は「彼岸の入り」だが、朝から冷たい雨が降り続いている。ヒメリンゴの根元に長い冬を越してようやく花をつけた(名前を知らない)花が、跳ねた泥で汚れている。そんな中でもK子さんは映画を見に出かけていった。

 午前、中川ワニさんの珈琲教室最終スケジュールをまとめ、ワニさんにはFAXを、各会場の担当者にはメールを送る。

 午後、囲碁のFさんから名人戦の申込みがあり気分転換に対局するも、「転換」どころ更に落ち込んでしまった。対局後、Fさんの車に載せていただき『そらあるき』のバックナンバーをうつのみや書店まで届けに行く。

 夜、『そらあるき/11号』の原稿2本の下書きに取りかかる。1:00就寝。

【本日の主夫&主婦レシピ】

<朝食> トースト/珈琲
<昼食>(できあいの)中華惣菜/ごはん
<夜食> ぶりかま焼/ごはん


2010年3月17日(水) - 春よ来い2

 定休日の朝8時、あうん堂の前で五郎島Mさんと一緒にまいどNさんがやって来るのを待つ。今日は『そらあるき』の取材を兼ねて兼六園をプチ・ウォーキングである。ガイドはもちろんIさんで、このメンバーで歩くのは昨年の源太郎川源流をめざして以来か。
 大手門から金沢城址公園に入り、石川門を抜けて兼六園に入る。入園料は300円。善良なる金沢市民やさかいに、なんとかならんかいね、と木戸番の女性に訊くと、土日は石川県民はタダですよ、と言われた。今回の一番の目的は「苔」。MさんもK子さんも久しぶりの園内でIさんの説明に耳を傾けあちこち見回しているが、私はうつむいて下ばかり見て歩く。それにしても兼六園は思った以上に苔ばっかりだった。DSCF0180 雨がいつのまにか霙になってサブい中をちょうど梅が見ごろの梅林を抜け、香林坊のミスドで温かいコーヒー&ドーナッツを4人で口にしながら歓談。暖まったところで近江町市場で買物をするというK子さん・Mさんと別れ、Iさんと歩いて帰宅。

 午後、片付け仕事。

 夜、早々に寝てしまう。


2010年3月16日(火) - 春よ来い1

DSCF0177 3月も半分が過ぎ春らしい風が吹いているが、今日はどんより曇り空。
 店の前のヒメリンゴの春支度に、8班Ayaさんが脚立担いでやって来た。昨年12月に飾り付けをおこなったガラスの雫を取り外した後、枝の剪定作業。ひとまわり小ぶりになったヒメリンゴに今年もたくさん実がなりますように。


2010年3月14日(日) - ヘルシンキで和菓子屋を!

 午前、コーハイK君来店。逆単身(赴任)なので週末は家族のいる大阪に帰っているK君だが、今週は音楽仲間との飲み会があったため帰らなかったそうだ。以前に彼の会社で人を探しているという話があったことを思い出し、店のお客さんで親しくしている人の転職話を持ちかけたところ、3日前に決まったわ、とK君。半年後に空きが出るかもしれないので、と言うので、とりあえず2日後に話だけでも聞いてもらうことにする。うーん、物事にはタイミングというものがあるなあ。

 午後、物知りTさんと並木町Tさんがやって来た。(ヴァレンタインデーの)チョコを貰ってるわよ、とK子さんから耳打ちされて、今日はホワイトデーだったことを思い出す。月天心さんに走り、“桜餅・草大福・わらび餅/三点セット”を買って手渡す。遠方の女性には昨日のうちに餅ならぬ“どらやき”を送っていたというのに……イカン、イカン。
 3月も中頃になると暖かくて人の動きが活発になるようで、今日はいい感じでお客さんが来てくださる。

 夜、夕食会。メインゲストは昨日から屋根裏部屋に泊まっている、和菓子職人修行中のT嬢である。金沢の和菓子屋さんを歩き回ったという彼女と知り合ったのは、3年前に北欧つながりで彼女があうん堂を訪ねてくれたからである。出合った時はOLだったのに、昨年2月、フィンランドからのポストカードに、この春から和菓子作りの学校に行きます、と書いてあり、びっくり。その後、東京で製菓学校に通う傍ら銀座の和菓子屋さんでアルバイトをしているというので、今年の冬休みに上京した折訪ねて行った。春休みに金沢に行きます、という話が今回の金沢旅行につながったのである。
 そんなわけで今夜の夕食会に召集したメンバーは、月天心さん夫妻と北欧初めの会・SさんとMさん。初対面にもかかわらずみなさん共通の話題で大いに盛り上がる。「ヘルシンキで和菓子屋を!」とデッカイ夢を熱く語るT嬢にみんなでエールを送るのであった。
 跡片付けを済ませ、23:20就寝。


2010年3月12日(金) - ガンバレ!受験生2

 今日の古本市は電車で出かけるつもりだったが、急きょニークワークスUさんとのミーティングが入り、終わったら(車で)送ります、というUさんのお言葉に甘えることにしよう。8時45分、6周年DMの下案を持ってUさん来店。今年のDMはいつもと違うものにしましょう、というお互いの思いがこもっているデザインを前にしてK子さんも加わりあれこれ意見を交換する。
 9時半、彼女の車に乗せていただき野々市・交遊舎へ向かう。途中、骨折りNさんから、今日はぽかぽか陽気だからお昼を(あうん堂に)食べに行きます、と電話をもらうが、あいにくの古本市なのでまたの機会してもらう。

 午前、古本市。車でないので手も持って帰れる程度の出品本を1点ゲット。今日も早めに終わり、会場ですばやく弁当を食べて13時17分の電車で金沢に戻る。

 午後、今度は6周年記念の「マドラー」ができあがりましたよ、とお抱え茶碗師・ドーガミスミコさんが納品にやってくる。居合わせたナースO嬢や北欧はじめの会のSさんと一緒にドーガミさんの今年の作品を見るや、彼女たちから歓声が上がる。相変わらずのユーモラスな絵と書き文字だがだんだん手が込んできている。興味がおありの方、28日にお披露目です。Oさんが帰り際に、ちょっと早いですけど6周年のお祝いに、とリボンに包まれた小さな箱を差し出す。すぐに開けようとしたところ、北欧はじめの会のK青年が『北欧ジャズ談義』の打ち合わせにやって来たので後にし、お礼だけを述べる。
 中川ワニさんからFAXで届いたCDリストを前にしてK青年と資料作成の件で打ち合わせを済ませてから、K子さんと一緒にO嬢からいただいたプレゼントの箱を開ける。うわー、とK子さんが声を出すので覗きこむと、素敵な陶板画が。これも28日にお披露目させていただきます。

 閉店間際に私服姿の高校生が二人やって来て、この間の受験生です、と言う。おっどうだった、ハイ受かりました、と笑顔で答えるN君。隣のすでに推薦で決まっていたH君もニコニコしている。じゃあ約束どおり今日はご馳走するから好きなものを頼んでね、という私の言葉に、だから来たのね、とこちらもニコニコ顔のK子さん。ハイ、と返事する二人にこれからの大学生活について訊くや、ともに物理を勉強したいとのこと。めざせ!ノーベル賞、です。4月から名古屋と新潟で新しい生活が待っているN君とH君を玄関で見送る。

 夜、ネットオークションの出品データ作り。今日はなんだかおめでたい話題ばかりの一日だったなあ。ベッドで少し本読みして、0:00就寝。

【本日の主夫&主婦レシピ】

<朝食> トースト/珈琲
<昼食> K子弁当
<夜食>(主夫の)麻婆豆腐/ごはん


2010年3月11日(木) - 確定申告

 早起きをして、先週下準備をしておいた確定申告データをもとに、国税局のHPから確定申告書を作成すること3時間あまり。1年ぶりの作業だが始めていくうちに手順を思い出した。収入と支出の各データの入力を終えると今年の納税額が……給与所得がなくなって3年、僅かだけど今年初めて納税することができた。これもお客さんのおかげです。

 11時、自転車で駅西にある金沢国税局へ行き、2,3の不明箇所を係員に確認してから納税を済ませる。

 午後、古書組合の市会計整理後レンタカーを借りに出かけたが、途中で予約をしていなかったことに気付く。受付で確かめると案の定予約しておらず、いつもの車種は出はからっているとのこと。出品本の整理ができていないこともあり、明日は電車で行くことにしよう。

 夜、毎月11日は定例の『座頭市』映画会。参加者は、囲碁のFさんを除く前月の参加メンバー5名が三々五々集まり、K子さんが用意した“巻寿司”をお腹に入れてから始まる。今夜のシリーズ第8作「座頭市血笑旅」は、いつもと異なるストーリーだったので見終わってから少ししんみりしてしまった。金子信雄や加藤嘉(映画『砂の器』で加藤剛の父親を演じている)が出演しているが、二人とも若い。23:00就寝。

【本日の主夫&主婦レシピ】

<朝食> トースト/珈琲
<昼食> いかなごのクギ煮/煮豆
<夜食> ネギトロ巻/煮込みうどん


2010年3月10日(水) - グループインタビュー

 嬉しい定休日は、終日片付け仕事。

 今月一杯で6年間の認可期間が過ぎる食品衛生管理者の更新申請をK子さんにお願いし、私は返信メール7件の書きこみとネットオークション2件の発送作業にとりかかる。お昼前、蕎麦を食べに行かないか、と俳句のIさんからのお誘い電話。K子さんが帰ってくるのを待ってIさんの車で「宮村」へ行き、“ミニカツ丼&そばセット”をいただきながら歓談。帰りに近くのケーキ屋「パレット」で食後の珈琲タイム。帰宅後、あうん堂の会計整理。

 夕方、急きょ決まった「グループインタビュー」なるミーティングに出席するため、歩いて21世紀美術館へ。時間があるので同館で開催中の卯辰山工芸工房で学ぶ若手作家の『31人の感性』展会場に入り、itiキャンメンバーでもあるNさんとUさんの出展作品を見夜討ちしていると、会場にいたUさんがそばに来て案内してくれる。やっぱり作家さんがいると作品も身近に感じられ、イカッタ。彼女たちの作品だけでなく全般的に楽しめる展覧会である。

 18時半、同館内のカフェでの「グループインタビュー」に出席。『そらあるき』のデザインを担当しているビーズHさんの友人・Mさんの仕事で、あまりにも急なため彼女の知人関係を中心に声が掛かった次第である。ビーズHさんも来てもらいますので、と言われると断るわけにはいかないもんな。総勢6名でスタート、テーマは「空き電波の利活用」というこれだけではなにがなんだかわからないが、Mさんのリードで参加者全員なんとか答えて、20時半終了。ライトアップされた石川門を眺めつつ歩いて帰宅。

 夜、メールチェックだけ済ませ、23:30就寝。


2010年3月09日(火) - 洋書整理

 うっすら雪景色の朝。なごり雪にしてはしっかり降ったもんだ。宅配便が二つ届く。一つは平野甲賀さんからの蔵書で、1年前から少しずつ送られた本と併せて次の「まるごと本棚」に並ぶ予定です。もう一つはネットで注文したK子さんのプレゼント。こちらは彼女に見つからぬようカードを添え、一日遅れ(の誕生日)ですが、と朝食時に手渡す。

 午前、ネットオークションの発送作業と書庫から引っ張り出してきた洋書の整理。ペーパーバックスだが大まかにミステリーなどエンタメ本とノベル本に区分けをおこない、前者は200円で一括り、後者はそれぞれに値付けをおこなう。

 午後、友人TT君来店し“うなぎの肝焼き”をいただく。相変わらずの雪の中、ふらりと沢野ひとしさんが現われてビックリ。沢野さんが(金沢に)来る時はいつも雪ですね、ホント寒いねえ、などと挨拶代わりの会話から始まって、今回の金沢の旅のことなどいろいろ話を伺う。夕食は一緒に取材にみえている方となさるとのことで、どこがいいかなあ、と訊かれ、寒いから鍋かおでんなどは、といくつか紹介する。待ち合わせの場所へ向かうタクシーがやって来るのを玄関で待っている間、目についた本を買ってくださる。
 夕方、久しぶりに並木町Tさん来店。越山Y嬢も現われ、しばし歓談。

 夜、また溜まってしまった『日記』を書きこみ、アップ。23:50就寝。


2010年3月06日(土) - 『そらあるき』 取材2

 8時半、冷たい雨が降る中、ショルダーバッグにノートとデジカメを詰めて「彦三(ひこそ)緑地」に出かける。待つこと数分、8班Ayaさん・まいどNさん・惣菜Oさん、少し遅れてKさん夫妻がやって来た。今朝は『そらあるき11号』の取材part2である。
 今回私が企画したテーマは「苔」。どういう風にまとめていけばよいのか具体的なプランがないまま、メンバー全員が<苔・命>と二の腕にマジックで書いているという「日陰植物の会」に動員をかけていただいたのである。「苔の権利を守る会」会長のY青年はあいにく出張で参加できず、たいそう悔しがっていました、とはayaさん。さっそく苔のイロハをみなさんに伺おうとするが、もう身体は足元の濡れた苔の前で金縛りにあったように動かず、目はテンになっている。これはこれは……苔よりもみなさんを観察している方が面白いぞ。
DSCF0151 Kさん夫妻の車に便乗して高岡町にある茶室・松声庵に移動。みなさん何度か訪ねたことがあるらしく、苔が美しいお庭を見ながら「お茶」談義。苔そのものよりも苔と日本文化の関わりの深さを知らされて、10時解散。

 午前、カフェメニューの“チキンカレー”を仕込んでいると、昨年東京に転勤した放浪Sさんが来店。北京に続き今回のバンクーバー五輪に取材で2週間出かけていたそうで、彼の仕事の様子や選手の話など聞かせていただく。

 夕方、「北陸・能登・キハ52」のJR西日本商事・Iさんがわざわざ挨拶に来て下さる。昨日の湯浅さんとは違った立場での苦労話を聞かせていただく。「北陸号」はJR東日本エリアに入ると機関車が代わるので、ポストカードに入れる際には肖像権があり、その承認作業も、特急並みでした、とIさん。

 夜、ネットオークションで落札があり、発送確認のメールをやりとりする。23:30就寝。

【本日の主夫&主婦レシピ】

<朝食> トースト/珈琲
<昼食> ほっけのいろづけ/ごはん
<夜食> 豚キムチ


2010年3月05日(金) - 「北陸・能登・キハ52」その1

DSCF0153 夕方、フリーのカメラマンで『能登線日和』や『能登線憧憬』という鉄道写真集を出版している湯浅啓さんが来店。うまくいきました? との私の問いに、ハイこれです、と彼が封筒から出して見せてくれたのは、ポストカード10枚組『永遠なれ、寝台特急/北陸』・『永遠なれ、急行/能登』・『惜別、大糸線/キハ52』の3種類であった。

 話は1月にさかのぼる。正月明けにあうん堂に顔を出してくれた湯浅さんと例によって世間話をしていた時のこと。今度の(JRの)ダイヤ改正でとうとう寝台(列車)がなくなるね、と私。(該当する列車の)写真はいっぱいあるから(ポスト)カードを作りたいんだけど出版元が二の足を踏んでいて、と彼。詳しく話を伺うと、販売ルートが書店に限られるから売り上げが厳しく採算が取れないらしい。そりゃあ駅で売るのが一番ですよ……そうだ僕の鉄道員時代の同僚がグループ会社で鉄道グッズも扱っているから声を掛けてみようかな? と彼に言うや、できるようでしたらお願いします、という会話でその日は終わる。
 数日後、JR西日本商事の元同僚Iさんに湯浅さんの一件でアポを取り、翌週二人でIさんの事務所を訪ねる。Iさんとゆっくり顔をあわせるのは、あうん堂がひそかに企んだ鉄道グッズ「犬釘栓抜き」以来である。近況報告は後回しにしてさっそく湯浅さんの企画を話したところ、いやあ私もこのダイヤ改正で何かしようと思っていたのですよ、と大乗り気のIさん。実は彼、大の鉄道ファン(鉄道員だから筋金入りの「鉄」チャン)でもあり、湯浅さんがプレゼン用にこれまで撮りためた鉄道写真を見せるや、これは高山線で……これは倶利伽羅構内か、と撮影ポイントを的確に指摘していき、これには湯浅さんも驚いている。
 写真の提供は湯浅さんに、印刷は湯浅さんが懇意にしている能登印刷さんで、そして肝心の出版企画はIさんがおこなうことで話は決まり、私の役目はここまでであった。

 先週末に糸魚川駅で開催されたキハ52・キハ28の撮影会イベントまでにはなんとか商品が間に合い、完売しました、と嬉しそうに話す湯浅さん。それはすごいなあ、と予想以上の反響に私も思わず声が高くなり、その場でJR西日本商事のIさんに電話を入れる。いやいや……とにかく(企画から出版まで)いろいろあったけど目下増刷中ですよ、とIさんも喜んでいる。写真の提供からカード裏のキャプションまで手がけた湯浅さんと、本社に企画を通した後大糸線のイベントや3月12日の「ダイヤ改正」イベントに間に合わせたIさんの熱意に、あうん堂の「鉄道魂」が熱くなったのはいうまでもない。


2010年3月04日(木) - 『そらあるき』 取材1

 今にも雨が降り出しそうな中、K子さんと金沢駅へ歩いて行き、百番街にあるカフェで“モーニング・セット”(500円)。今日は『そらあるき/11号』の取材で、10時03分発の電車に乗り松任へ。駅でK子さんの友人で私も顔見知りのHさんと待ち合わせ、駅前の広場にある「デゴイチ」や「明烏敏銅像」の写真を撮ってから、隣接する「中川一政記念美術館」に入る。ここに来るのは何年ぶりだろう……すっかり忘れてしまっていたが、展示作品を見ているうちにだんだん思い出してきた。絵もさることながら紹介している氏のエッセイの文章が気に入り、帰りに受付で『中川一政 いのち弾ける』(二玄社)を買ってしまった。
 同館のスタッフさんに隣接の別館まで案内していただき、Hさんのご主人がこの建物に隣接する旧吉田家庭園を管理されていることから、スタッフさんとの話も弾んでしまった。

 午後、そのまま隣接する「ふるさと館」「俳句館」、少し歩いて「博物館」を見て歩く。遅めの昼食は、Hさんの娘さんご夫妻が経営するイタリアン・レストラン「Trattoria ORSO」でいただく。話には伺っていたものの、平日だというのに満席(念のためHさんには予約を入れていただいたが)である。なるほど、ランチは美味しく値段もリーズナブルだから、深くナットク。3人でのんびり歓談後、駅まで戻って別れる。
 金沢駅で近江町市場に行くK子さんと別れて先に帰宅。隣家で電気椅子に腰掛け、岩瀬成子『オール・マイ・ラヴィング』(小学館)読了。青春胸キュン小説はやっぱし好きです。

 夜、ビールも飲んではいないのに猛烈に眠くなり、21:30就寝。

【本日の主夫&主婦レシピ】

<朝食>(モーニングの)トースト・サラダ・玉子・珈琲
<昼食>(オルソの)パスタ・ランチ
<夜食> 煮魚/缶ビール1/ごはん


2010年3月03日(水) - 確定申告/下準備

 終日、確定申告の下準備作業。

 まずは昨年度の「PC家計簿/あうん堂本舗」を開き、集計表をプリントアウト。私は古本部門の、K子さんはカフェ部門の出力表を見やすいように張り合わせるところから始まる。K子さんが、私の給料は取り過ぎかね、と私に聞いてくるが、取るも取らぬも彼女はカフェ部門だし、私は古本部門からの支出だからなあ。A2版ほどになった出力表の数字を昨年も使用した申告用フォーマットに打ち込んでいくが、いつのまにかK子さんは友人が迎えに来た車で温泉に出かけて行ってしまった。
 作業の途中には、15日発行予定の『別冊アルネ』と、輪島の塗師Iさんの作品が紹介されている新刊『うつわの手帖』の注文FAXを送ったり、珈琲教室の申し込みや探求本の問い合わせ電話等が入り、結局作業が終わったのは16時であった。帰宅したK子さんと入れ替わって床屋へ。帰路、スーパーで夕食の買物。

 夜、ビール片手にサッカー・バーレーン戦を見て過ごし、22:30就寝。

【本日の主夫&主婦レシピ】

<朝食> 餅3/ミルク
<昼食> 日清焼そば
<夜食>(できあいの)串カツ・ササミフライ/缶ビール2


2010年3月02日(火) - ガンバレ!就活生

 午前、誰もいないあうん堂にリクルートスーツ姿の青年が自転車で来店。カフェに入るなりK子さんに、覚えていますか? と声をかける。???、と首をかしげる彼女に、一昨年今の和菓子屋さんができる前の家で町屋イベントの受付をしていたものです、と青年。そういえば店から珈琲を差し入れしに行っていたことを彼女も私も思い出した。
 青年はその年の翌年に大学に編入し、その1年後の今日は実家の金沢に戻ってシュウカツ中とのこと。学生生活の話などを聞いているうちに私の卒業した学校の同じ学部の36期下の後輩だとわかり、私も彼もビックリ。そんな彼の将来の仕事に対する熱い思いを聞き、この厳しい時期だけどなんとか希望する会社に就職できるといいね、と小1時間あまり二人で話しこむ。それじゃあ行ってきます、と未だ身体になじんではいないリクルートスーツの後姿の彼にエールを送る。

 午後、上階で片付け仕事。古本屋を開きたいというお客さんが今カフェにいらっしゃるのだけど、とK子さんに呼ばれる。下に降りると何度かご主人と店に来てくださった方で、でもお話しするのは初めてのTさん。手の空いたK子さんも話に加わり彼女の古本屋開業に対する思いを聞かせていただく。新米素人ブックカフェの私たちだが、もう今すぐにでも始めてください、というくらいよいお店ができるTさんであった。
 夕方、平日なのにシジマのYさんが買取り本が入ったダンボール箱を抱えて来店。転勤が決まったんですか? と半分冗談で声を掛けたところ、ハイ、と一言。いやあーホントですか、とこちらが慌ててしまう。金沢生活8年のYさんに、引越し前に美味しいものを食べましょう、と誘う。なんだか今日は新しい旅立ちのお客さんばかりであった。
 その後、コラボンO店長や火消しのMさん、さらにはナースOさん、越山Y嬢、8班Ayaさんといった顔なじみのお客さんが揃ってしまい、明日は休みだし愉快に閉店時間も忘れて歓談。

 夜、『そらあるき11号』の原稿についてあれこれ考える。23:45就寝。

【本日の主夫&主婦レシピ】

<朝食> トースト/珈琲
<昼食> 野菜スープ/ごはん
<夜食> からし菜と肉の煮物/ごはん


2010年3月01日(月) - サヨナラの三月

 自転車で金沢駅へ急ぎ、8時38分発の電車に2分前でなんとか間に合った。9時、野々市駅横の交遊舎で6月分の市会会場を予約してとんぼ帰り。百番街・ジャーマンでパンを買う。

 午前、久しぶりに俳句のIさんがお抱え電気&水道屋さんのデンスイ(わかりやすい屋号です)氏とともに来店。時々あうん堂の日記を読んでます、と言われてビックリ。つまらんやろ、とK子さんがツッコムも、いえいえ、とデンスイ氏。大人だなあ。

DSCF0108 午後、在庫本整理。北欧はじめの会のK青年来店、月末の「ワニさんの北欧ジャズ談義」イベントについて打ち合わせるが、話が弾んで面白い出版とイベントの企画が出てきた。
夕方には月天心さんが3月にふさわしい“うぐいす餅”を手土産に珈琲を飲みに来てくれる。
 
 夜、夕食はK子さんは閉店前にヨガ教室に出かけて行ったので、スケボーAさんからいただいた“ぶり”の切り身で彼女が昼間に作った“ぶり寿し”を一人ですばやく食べ、バンクーバー五輪の閉会式を見る。ネットオークションの出品作業を行い、23:30就寝。

【本日の主夫&主婦レシピ】

<朝食> バゲット/塩豆パン/珈琲
<昼食> ぶり刺身/ごはん
<夜食> ぶり寿し


 

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